MOMASのとびら これまでの報告

企画展物語 親子クルーズ

今回は、親子でデルヴォー展を楽しみました。デルヴォーの好きなものがたくさん詰まった夢のような世界をたっぷりと鑑賞した後は、《夜明け》という作品の一部分を北浦和公園の景色や噴水などに置き換え、写真に撮って作品にしました。親子で協力しながら構成を考えて写真を撮っている姿が、なんとも微笑ましかったです。出来上がった作品も秀作ぞろいでした。


「何か不思議なところはないかな?」


写真を撮り重ねるにつれて面白い工夫が見られました。

〈参加者の声〉
◆親子ならではの写真が撮れたのでとても楽しかったです。(小4 女子)
◆普段見落としていたものの見方、見え方の発見を不思議な世界を通してみることができました。他の人たちの作品を見ると、さまざまでさらに発見があり、楽しめました。(保護者)

アート★ビンゴ【きん】

美術館にかかわる9つのクイズが印刷されたビンゴシートを手に、参加者が館内をまわって楽しむアート★ビンゴ。今回は今年度最後のビンゴでした。風が強く日が差しても寒い日中でしたが、常連参加者の方や地下で行われていた「埼玉県小・中学校児童生徒美術展の中央展覧会」の出品者の方も参加してくださり、多くの参加者でにぎわいました。初めて参加した方が多く、美術館や作品の面白さを知っていただくよい機会になりました。
次回は、来年度の4月6日(土)13:30-15:30「アート★ビンゴ【さくら】」となります。ふるってご参加ください。


「フカフカしていい気持ち!」


この作品の中に描かれている遊び道具は?

企画展物語 みる+つくる

「ポール・デルヴォー展」の中に美しい女性が並んで歩いている絵画《行列》という作品があります。この作品を見て、参加者の子どもたちは「きれい」「お祈りに行くのかな?」などと感じてくれたようです。作品の鑑賞をもとに、参加者は女性のお面をかぶり、ランプを持って体に白い布を巻き、美術館の周りの小道で《行列》の作品の再現をしてみました。どの場所で、どんな速さで歩くとよいかを話し合い実際に歩いてみました。周囲には北浦和公園の木々が立ち、石造りの道を行列で歩くとすてきな雰囲気が漂いました。


みんなで《行列》の鑑賞をしました。


木の間から一人ずつ加わって行列になりました。

〈参加者の声〉
◆歩き方やランプの持ち方を工夫して歩いてみて、後でビデオの自分を見たら変だったけど楽しかった。(小4 女子)
◆いつもは経験できない“変”な世界に浸れて面白かったです。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

MOMASコレクションの3室には郭徳俊の〈大統領と郭〉のシリーズ作品があります。これは、TIME誌の表紙を飾るアメリカの大統領と自分の顔を重ね合わせた作品です。この作品の鑑賞をもとにして、参加者は他人の顔画像と自分の顔を鏡を使って重ね一つの作品にしました。まったく自分と似ても似つかぬ顔の人物と自分を重ね合わせても、一つの顔になるところが面白く楽しく活動することができました。


なぜ、大統領と自分を重ね合わせたのかな?


輪郭や鼻の位置調整が意外と難しいのです。

〈参加者の声〉
◆変な顔ができて面白かった。(小3 女子)
◆いろいろな顔と組み合わせて、全然違う顔ができました。(小6 男子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

MOMASコレクションの第Ⅳ期がスタートした初日のビンゴです。吹き抜け周りの作品も一新しました。寒い1日でしたが、家族連れの方が多く参加してくれました。作品の中に描かれている生き物を探したり、木のおもちゃ(一般展示室の作品)を触って遊んだりと楽しんでいただけたようです。次回は2月16日「アート★ビンゴ【きん】」を開催します。たくさんの参加お待ちしています。


何種類の生き物がいるのでしょう?


木のおもちゃを振ると音が出るのです。

工房

夜の美術館を見たことはありますか?中からの光が建物の側面にある格子を通り、とても素敵に映ります。今回は建物の外観を鑑賞し、それをもとにランプシェードをつくりました。LEDライトを光源にして、ケント紙にカッターで穴をあけたものをライトの周りにおきました。そこから漏れる美しい光を「夜の美術館」に見立てて表現しました。部屋を暗くして作品を並べると、さまざまな光が浮き上がり「ワーッ」という歓声が上がりました。


灯りをつけたらどんなふうに見えるかな。


作品を並べると幻想的な世界になりました。

〈参加者の声〉
◆こんなにカッターを使ったこともなかったし、こんなに光がきれいだと思わなかったからびっくりした。(小3 女子)
◆上に三角の模様をつけたら天井に映ってきれいでした。(小3 男子)

MOMASコレクション 親子クルーズ

MOMASの扉では、絵画や彫刻作品を鑑賞することが多いのですが、今回は写真の作品にスポットを当てて鑑賞をしました。その中にはカメラを使わないで制作された作品があり、それを見てから参加者の方にも実際に体験してもらいました。コピアートペーパーという光に反応する紙を使い、その上におはじきや自作の型紙などを置いて光(日光)にあてます。その紙にアイロンで熱を加えると…。なんと、置いた物が紙に写るのです。自分の指を写したり紙にわざとしわをつくったり、それぞれの工夫があって面白い作品に仕上がりました。


「どんな作品にしようかな…。」上は既に完成した作品です。


光の当て具合で色が変わります。みなさん真剣ですね。

< 参加者の声>
◆光を当てたり当てなかったりで色が大きく変化するのが面白かったです。重ねたり折ったりして面白い作品ができました。(小6 男子)
◆コピアートペーパーは初めて使い、仕上がりが想像できない点もあり、ワクワク感が今まで体験した親子クルーズNo.1でした!(保護者)

MOMASコレクション みる+つくる

MOMASコレクションの作品を鑑賞し、かんたんな制作を行う「MOMASコレクション みる+つくる」。
今回は作品の色や形、感じることを視点にしてグループで鑑賞をしました。その後、自分のお気に入りの作品を選んでさらにじっくりと鑑賞します。制作では、自分の選んだ作品を思い出しながら、すでに用意しておいたさまざまな色や形をした紙片を組み合わせて、コラージュ作品を作りました。再び展示室に行き、作品を見せながらどの作品かを当てるクイズをして楽しみました。


「こんな感じだったよなぁ。」思い出しながら制作をしています。


「ぼくは、この作品からつくってみました。」

〈参加者の声〉
◆人の描いた作品を作るのも、人の描いた作品を作ってクイズで当てるのもどちらも楽しかった。(小3 男子)
◆自分の想像したものを工夫して表現できた。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

今年最後のビンゴの日。寒い中、多くの方が来てくれました。今回は、40スタンプを集めて賞品を手にした方が6人もいました。毎回ビンゴに参加してくれて、とてもうれしいです。
参加者は、作品をよ~く見て想像したり、椅子に座ってどんな人が座るとピッタリか考えたりしながら、館内巡りを楽しんでいました。次回は1月26日(土)にアート★ビンゴ【わかくさ】を予定しています。どうぞご参加ください。


離れてみたり目を細めてみると…。この作品、何に見えますか?


この椅子、座る以外の使いみちを考えてね。

企画展物語 親子クルーズ

企画展「ベン・シャーン展」を親子でまわるプログラム。
今回は、ベン・シャーンの作品の特徴の一つである、「人物の顔」にスポットをあてて鑑賞しました。鑑賞後は、親子でお互いの顔の特徴を考えながら描き合いました。子どもたちが親の特徴をよくとらえて顔を描いているのがとても楽しかったです。中には、我が子の眉毛だけを描いた親もいて、そのデフォルメや強調の手法はまるでベン・シャーンのようでした。


「顔って意外と難しい。。。」


力作がズラリ。みんなの作品を見あいました。

〈参加者の声〉
◆単純そうでむずかしい。線の力は凄い!!ベン・シャーンもスゴイ。(保護者)
◆お父さんの顔を真剣に描いたことがなかったし、筆で初めて描いたので楽しかった。(小4 女子)