親子クルーズ「絵の具をポンポン!まる・マル・丸」

 MOMASコレクションに展示中の、瑛九《青の中の黄色い丸》を鑑賞しました。題名の『黄色い丸』、絵に一番多く登場する形「丸」に注目しました。よく見ると、色が透けて重なり平らに見えたり、影が描かれ立体的に見えたり、「丸」の違いに気づきました。今度は『青の中』に注目しました。実は細かい線がたくさんあり、改めて作品全体を見ると、「洞窟の中、雨、宇宙」など様々に想像が広がりました。鑑賞後、題名にちなみ《○色の中の、△色の丸》色で2つの世界を表現しました。色画用紙に、クレヨンや丸い形にくり抜いた透明なシートと、絵の具をつけたスポンジを使って描きます。体験したこと、空想の世界、自分の気持ち、家族の様子、それぞれを表す色を重ねます。親と子で、絵の具やシートを交換したり、イメージを伝え合ったりすることで、親子クルーズならではの作品となりました。
 

絵を鑑賞しているところ
◆どんな丸?手でつくってみよう!

イメージした色で制作しているところ
◆「黒い色は宇宙だよ。」「丸は家族をイメージしたよ。」


透明シートに丸を描いているところ
◆「イメージに合う丸はこんな感じかな。」

作品について親子で話しているところ
◆親子で作品について自然に会話がはじまります。

できた作品を鑑賞しているところ
◆鑑賞会では、親子でお互いの作品の素敵なところも発見できました。


(参加者の声)

・丸に人それぞれいろんな考えがあってよかったです。(小4)

・丸のなかでいろいろな色がまぜられて楽しかった。(小3)

・説明していないのに、イメージしていたものが伝わるところがあって、うれしかったです。(保護者)

・想像力を働かせて、親子で素敵な作品ができました。(保護者)