2017年2月の記事一覧

みる+つくる(企画展)「○△□い生き物を描こう!」


今日のプログラムは“みる+つくる”です。展示室に行く前に、「ポスターとは何だろう?」と尋ねると、「宣伝するための大きな掲示物!」と、的確な答えが返ってきました。企画展「カッサンドル・ポスター展」を見に行って、何を宣伝するためのポスターなのか考えながら鑑賞しました。作品《ピヴォロ》には、鳥とワイングラスが描かれています。「ワインの宣伝?」小学生にもしっかり伝わっていました。次に、描かれている鳥に注目し、どんな形を使って描かれているのか考えました。「くちばしの所が三角!」「顔が丸い!」など、○や△、□が使われていることが分かりました。創作室に戻ると制作です。今日は、○△□を使って生き物を描きました。テンプレートを使ってデザインしたら、折り紙を切って貼って完成させました。オリジナルの文字もデザインすると、気分はもうデザイナー!素敵な生き物がたくさん生まれました!


◆尾羽の所は長方形だね!


◆テンプレートを使って描くと楽しいな~


◆レタリングにも挑戦だ! 文字もキュート!


◆「僕は三角と四角をつかってインコを描きました!」素晴らしい!!!


<参加者の声>

・まるしかくさんかくでどうぶつがつくれるなんてびっくり。(小1女子)

・テーマもとてもおもしろくて、作るときにワクワクしました。(小6女子)

 


アート★ビンゴ 「りんどう」

今日のビンゴの問題は、MOMASコレクションの古川吉重さんの作品を見て、自分で題名をつけるとしたら何か考えたり、グッドデザインの椅子《XL(プランクトン1.8)》のように大きくなったら面白いと思うものを想像して楽しみました。また、齋藤春佳さんの絵を隅々までよ~く観ると「花、スマホ、手をつないでいるところ、ショートケーキ、餃子、おしり?」日常で見かける好きなものがたくさん見つかり絵の世界を身近に感じました。最後にお互いの答えを見合わせると、ユニークな答えに驚かされたり、感心したり、楽しく会話がはずみます。来年度も実施予定ですので是非ご参加ください。


斎藤春佳さんの作品をみているところ
◆この人はここで何してるのかな。  

ポスターをみてビンゴに答えているところ     

◆「緑のところが扉かな!」「どこにつながるの?」

アーガイルという椅子に座っているところ
◆素敵な椅子だね!何て名前にしようかな?

ビンゴを見せ合ってお話ししているところ
◆ホットケーキが大きくなったらいいね。花まる~!

 


 

親子クルーズ「 お面をつけて 作品の中へ 」

作品をよく見ていると、なんだか物語が浮かんでくることも…? 今日のMOMASの扉は親子で参加! MOMASコレクション展で展示中の、谷川晃一《jazz》シリーズを鑑賞しました。どんな色がある?形は?場所はどこかな?・・・まだ少し、作品と仲良くなれていません。そこで、《jazz》シリーズから大学生たちが考えた物語の朗読を聞いてもらいました。作品の中で、家族を探す物語です。朗読が終わると、作品の中から飛び出したようなお面が登場!みんなも、作品の中に入れそうな家族のお面をつくってみましょう。今日はなんと、親子別々に制作します。絵具やペンキ、ステンシルを駆使してお面が出来上がり。仕切りを外してみると、別々で作っていたはずのお面が、親子で似た形や色をしています!《jazz》の中に入ったとしても仲良し親子。お面を付けてもう一度作品を見に行くと、なんだか本当に中に入って遊べそう。これからも、親子でいろんな美術作品を、自由に楽しんでくださいね。

谷川晃一さんの作品を親子で鑑賞

◆展示室にて《jazz》シリーズを鑑賞。どんな色や形があるかな?


大学生の朗読を聞いている
◆大学生が作った朗読劇を聴きます。物語に集中…。

お話が終わると仮面を被った大学生が登場

◆不思議なお面が登場!みんなも作ってみよう。

お面の制作の様子 親子で別々に制作

◆大人チームも子どもチームも一生懸命。どんなお面が出来るかな。

親子で対面!色がそっくり
◆別々に作っていたのに、そっくりなお面が出来た!家族って不思議だねえ。

お面をつけて再び展示室へ

◆お面を付けて、再び展示室へ。似た形を発見!

<参加者の声>

・たいへんなこともあったけど、すごくたのしかったです。(小1女子)

・親子の共通点がみなさんにあり、鑑賞もうれしい時間でした。家族という着眼点がもたらす幸せな時間でした。(保護者)

 

みる+つくるMOMASコレクション「 鳥の世界へ 」

 MOMASコレクション展に現在展示されている橋本雅邦《花鳥図》には、12種類もの鳥が六曲一双の屏風の中に描かれています。今日はまずみんなで、展示室でバードウォッチング! 生き生きとした鳥の姿や、美しい羽根の色に注目して作品を鑑賞しました。飛んでいる鳥も水辺にいる鳥も、同じ姿勢の鳥は1羽もいません。橋本雅邦が描いた鳥をよーく観察したら、みんなも鳥を描きましょう。和紙と色水を重ねて鳥を描きます。鳥の動きや羽根の色を工夫するだけでなく、よく合う嘴や脚の色を考えたり、周りに花や木々、川を配置したりしました。静かな熱気の中、集中して作っていました。最後には、みんなが作った12枚の作品をつなぎ合わせて、六曲一双の屏風に! つないでみると、新しい物語が見えてきます。今日はおまけに、もう一度橋本雅邦の《花鳥図》を見に行きました。みんなで作った作品が一番!という子もいれば、やっぱり橋本雅邦の作品は凄い、という子も。作家の力も実感できたプログラムになりました。


◆遠くから全体を見つつ、             ◆近づいてよく見てみます。

 双眼鏡も使って、細かいところを見てみます。     気になる鳥に注目…。

 


◆2人1組で1枚の台紙に描きます。        ◆生き生きした大きい鳥も!

 色を重ねて、美しい鳥が生まれます。



◆つなげてみると、1つの新しい作品になりました。 ◆六曲一双のMOMASの扉花鳥図。

 場面が続いているみたい!             みんなの力で大作が出来ました。

 

<参加者の声>

・大きなびょうぶが作れて楽しかったです。(小2男子)

・みんなの作品も、自分達の作品もいい作品だなと思った。(小5女子)