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美術館サポーター第9期生を募集しています

1.活動内容:MOMASコレクション(常設展)の作品解説ガイド(月1、2 回)
      サポーター月例会研修の参加(月1回、原則として土曜日に実施)
      その他、状況に応じて、障害のある方の鑑賞支援を希望者にお願いする場合があります。

2.募集人数:5名程度

3.募集締切:令和7年9月18日(木)必着

4.応募条件:
(1)年齢満18歳以上(令和7年4月1日現在)
(2)近・現代美術に関心があり、積極的に活動する意欲のある方
(3)今までに埼玉県立近代美術館に来館したことがあり、美術作品を鑑賞している方
(4)令和7年10月~12月にかけて行われるサポーター養成講座に参加できる方
(5)令和7年12月からサポーター月例会(月1回、原則として土曜日に実施)に参加できる方
(6)最低2年間継続して活動できる方
(7)無報酬および交通費支給なしの条件で活動できる方
(8)パソコン、タブレット等でメール連絡が可能な方

5.研修内容:
(1)サポーター養成講座7回(原則として、日曜の午前10時から2~3時間程度。実地研修を含みます。)
   研修実施日:10月19日(日)、10月26日(日)、11月2日(日)、11月9日(日)、11月23日(日)、11月30日(日)、12月7日(日)
(2)レポートの作成や、必要に応じて補習などがあります。

6.応募方法
  募集ちらしに記載の応募書類送付先に、応募用紙等の提出書類を郵送またはメールでお送りください。メールの場合、件名を「サポーター応募」としてください。

7.提出書類
(1)応募用紙(記入もれのないようにご注意ください)
  ※応募用紙は、当館1階受付にて配布または美術館ホームページよりダウンロードできます。
(2)小論文「美術館サポーターとしてやりたいこと」(800字程度・A4・横書き・用紙指定なし)

8.選考方法
(1)活動可能日および活動への意欲などを参考に書類選考した上で、面接により、研修生を5名程度決定します。
(2)書類選考の結果は9月22日(月)までに、面接選考の結果は10月上旬までに知らせる。
 ※書類選考、面接選考とも結果はメールで通知する。
 ※面接日9月26日(金)、または27日(土)午前 20分程度
  養成講座7回を受講後、美術館サポーターに登録する。

サポーター第9期生募集ちらし.pdf
サポーター第9期生応募用紙.pdf

埼玉県立近代美術館協議会の開催について

令和7年度第1回埼玉県立近代美術館協議会を開催します。

1 日時
  令和7年8月22日(金)午後2時から午後4時まで

2 場所
  埼玉県立近代美術館3階会議室

3 議題
(1)令和6年度事業報告について
(2)令和7年度事業実施状況について
(3)博物館評価について
(4)その他

※この会議は、オンライン傍聴が可能(定員5名)です。  
 御希望の方は次の「オンライン傍聴の御案内」を御覧ください。
【オンライン傍聴の御案内】令和7年度第1回埼玉県立近代美術館協議会.pdf

クラウドファンディングに挑戦中!

椅子の美術館で“あの椅子”に座ってみたい!デザイン・チェア新規購入プロジェクト

 埼玉県立近代美術館は、開館当初からデザイン・チェアの収集を行っており、「椅子の美術館」と呼ばれています。とりわけ北欧デザインの椅子の収集を重要な柱にしています。収集された椅子はそのデザインを鑑賞するだけでなく、展示室内や館内フリースペースに配置され、実際に座りながらデザインを楽しむことが出来るように展示しています。
 この度、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施し、歴史的に知られているデザイン・チェアを新たに購入するプロジェクトを立ち上げました。これにより、椅子の鑑賞を通した教育普及活動など多彩な活用が見込まれ、小さな子どもから大人まで、より多くの県内外の皆様が気軽にデザインやアートに親しむことができる絶好の機会になります。ぜひ、クラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。

1.概要

(1)寄付金の使い道 エーロ・アールニオ《ボールチェア》の購入
(2)目標金額    150万円
(3)返礼品     なし
(4)募集方法、期間
  以下のふるさと納税ポータルサイトにて、ご寄付を受け付けます。サイトにより受付期間が異なりますので、ご注意ください。
  ① ふるさとチョイス 令和7年8月4日(月)から10月31日(金) https://www.furusato-tax.jp/gcf/4358
  ② さとふる     令和7年9月1日(月)から11月30日(日)予定
(5)スケジュール
  ① エーロ・アールニオ《ボールチェア》の購入 令和7年12月頃
  ② エーロ・アールニオ《ボールチェア》の公開 令和8年3月頃
※皆様からいただいた寄付金は、目標額を上回った場合、下回った場合ともに本プロジェクトまたは当該寄付の趣旨に沿う事業や基金として活用いたします。
 震災等やむを得ない事情により事業が中断となった際には、美術作品取得基金に積み立て、美術作品取得のために活用させていただきます。
 寄付の進捗など、プロジェクトの状況は公式ホームページやSNS等を通じて順次発信予定です。

2.購入予定のデザイン・チェア
 エーロ・アールニオ《ボールチェア》デザイン:1963年、製品化:1966年

 エーロ・アールニオ(1932- )は、家具デザインの分野で国際的に活躍する、フィンランドを代表するデザイナー。1960年代以降、繊維強化プラスチックなど新しい素材の探求に力を入れながら、曲線を主調とする斬新かつ遊び心のあるデザインを試みました。1963年にデザインされた《ボールチェア》は彼の代表作で、球体が宙に浮かぶような構造とポップな色彩を特徴としています。ユートピア的な近未来を予感させるこの椅子は、アメリカとソ連が宇宙開発を進めた1960年代において、宇宙旅行やSFに魅了された大衆の志向にも合致するものでした。
 1966年のケルン国際家具見本市で発表され、世界的な評価を獲得。現在では、ヴィクトリア&アルヴァート博物館(イギリス)、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム(ドイツ)などに所蔵されています。
 今回購入を目指す《ボールチェア》は、1996年から2016年までデザイナーから認可を受けて製造を行ったアデルタ社製のものです。シェルが白、座面が黒のタイプで、アールニオ自身が最も好んだ配色といわれています。

3.デザイン・チェアを活用した事業例
(1)教育普及活動

  ① デザイン・チェアの鑑賞や体験を通じた創作ワークショップの実施
  ② 学校との授業協力や出前授業におけるデザイン・チェアを活用した鑑賞プログラムの実施
(2)北欧デザインの椅子の展示を企画

 フィンランド出身のデザイナー、エーロ・アールニオ《ボールチェア》は、1960年代を代表する世界的な名作椅子です。県立近代美術館が所蔵している同時代の北欧デザイナーの名作椅子(エーロ・サーリネン、ヴェルナー・パントン、アルヴァ・アールト、アルネ・ヤコブセン、テルイェ・エクストレムなど)と一緒に展示することで、世界的に注目を集めている北欧デザインの歴史をより積極的に紹介することが可能となります。
 また、これらの椅子に焦点を当てた、MOMASコレクションのコーナー展示なども計画する予定です。

4.税額控除について
 このプロジェクトへのご寄付は、居住地に関わらず「ふるさと納税制度」の対象となります。個人の方の場合、一定の限度内で寄付を行うと、2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除を受けることが可能です。

令和7年5月1日(木)に北浦和公園で「第96回埼玉県中央メーデー」が開催されます。

令和7年5月1日(木)に北浦和公園で「第96回埼玉県中央メーデー」が開催される予定です。

当日は、イベント参加者が多数来園される予定ですので、公園や周辺の道路が混雑する場合がございます。

来園の予定がある方は、ご注意くださるようお願いいたします。

埼玉県立近代美術館協議会委員の公募について

 「埼玉県立近代美術館協議会」は、埼玉県立近代美術館の運営に関して館長の諮問に応ずるとともに、館長に対して意見を述べる機関として、埼玉県教育委員会が設置しているものです。
 このたび、美術館の運営について県民の方々の意見をより広く反映させるため、委員の一部を公募により募集します。

1 応募の条件・資格
(1)令和7年4月1日現在、満18歳以上で、埼玉県に在住又は在勤・在学の方
   (ただし、埼玉県職員及び埼玉県職員であった者〈退職後2年以内の者に限る〉を除く。)
(2)平日の昼間に開催される会議に出席できること。(年2回程度開催予定)

2 応募の方法
  下記の書類を美術館に郵送、電子メールまたは直接お持ちください。
(1)応募票(様式はこちら
(2)「公立美術館の果たすべき役割について」の作文(A4判、横書き、800字以内)

3 応募期限
  令和7年5月9日(金)17:00必着

4 募集人員
  2人以内

5 選考方法
(1)第1次選考:作文審査(応募者全員が対象となります。)
(2)第2次選考:面接(第1次選考を通過した人のみ実施します。)
  なお、選考の結果については、本人宛てに文書で通知します。

6 その他
(1)協議会の年間開催回数
   2回程度
(2)報酬
   協議会に出席した場合は、埼玉県の規定に基づき報酬及び費用弁償(旅費)をお支払いします。
(3)任期
   令和7年7月9日~令和9年7月8日までの2年間(予定)

埼玉県立近代美術館協議会_公募委員募集要項.pdf
埼玉県立近代美術館協議会_応募票.docx

建畠 晢の館長退任と関 直子の特任館長就任について

この度、埼玉県立近代美術館の館長 建畠 晢は、令和7年3月31日をもちまして館長を退任いたしました。
後任には、特任館長として、令和7年4月1日付で早稲田大学文学学術院教授の関 直子氏が就任いたしましたので、お知らせします。

 

【特任館長より就任のご挨拶】

この度、建畠 晢 館長の後任として、埼玉県立近代美術館の特任館長に就任いたしました。
当館は1982年の開館以来、国内外の優れた作品の収集や企画性の高い展示、教育プログラムを核として、美術を介した多様な世代の活動のプラットフォームとなってきました。
これまでに育んできたものを大切にしながら、多くの美術家がアトリエを構えてきた埼玉県で、美術館が新たなコミュニケーションの場となることを目指してまいります。
環境や社会が大きく変化する中で、他者の考えや感性を共有することができる美術館での時間が、日々を新たに生きる糧となることを願い、ちからを尽くしていきたいと思っております。

令和7年4月1日
埼玉県立近代美術館特任館長 関 直子

3月29日(土)特別対談を開催します!

1 タイトル

 特別対談「嗚呼、近代美術館」

2 対談者

 水沢 勉(美術評論家、元神奈川県立近代美術館長)
 建畠 晢(埼玉県立近代美術館長)

3 趣旨

 1951年に日本で最初の「近代美術館」が、神奈川県鎌倉市に神奈川県立近代美術館として誕生しました。それ以降、1980年代にかけて、多くの日本の国公立美術館が「近代美術館」という名称のもとで創設されましたが、近年では館名について、「近代」を敢えて外したり、別の言葉に置き換えたりする美術館も増えています。その変化から、「近代美術館」という名称の意味合い、さらには「近代」をめぐる歴史観が、時代とともに変質してきたことが読み取れるのではないでしょうか。
 本対談では、美術館の運営に長く携わった二人が自らの経験を踏まえながら、「近代美術館」や「近代」について語り合います。

4 日時

 令和7年3月29日(土曜日)15:00~16:30 ※開場は14:30

5 会場

 埼玉県立近代美術館 2階講堂

6 定員

  80名(当日先着順)

7 参加費

 無料