埼玉県川越出身の美術家・小村雪岱(1887-1940)は、大正から昭和初期にかけて、書籍の装幀、挿絵や舞台装置、日本画と、幅広い分野で活躍しました。本展では雪岱の代表作を網羅しつつ、画業を「人」とのつながりから再考します。小説家、出版人、役者や画家との交流を通し、雪岱の作品世界がいかに生み出されたかをご紹介します。
会期
2026年7月11日(土) ~ 9月23日(水・祝)
※前期:7月11日~8月16日 後期:8月18日~9月23日
休館日
月曜日(ただし、7月20日、9月21日は開館)
開館時間
10時00分 ~ 17時30分(展示室への入場は17時00分まで)
観覧料
一般1400円(1120円)、大高生1120円(900円)
※( ) 内は20名以上の団体料金
※中学生以下は無料
※障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料
※リピーター割引:本展の「一般」又は「大高生」の観覧券を購入すると、半券提示で本展会期中2回目以降の観覧料が2割引になります。なお半券の他人への譲渡は認めておりません。その他の割引との併用はできません。
※企画展観覧券(ぐるっとパスを除く)をお持ちの方は、併せてMOMASコレクション (1階展示室) もご覧いただけます。
主催
埼玉県立近代美術館、毎日新聞社
協賛
DNP大日本印刷
特別協力
川越市立美術館
協力
JR東日本大宮支社、FM NACK5
助成
芸術文化振興基金
出品作品
準備中
見どころ
1 小村雪岱の代表作を多数紹介
雪岱の装幀家としてのデビュー作である『日本橋』(泉鏡花著)、挿絵画家として名声を高めた、邦枝完二の小説「おせん」と「お傳地獄」の挿絵下図や原画など、雪岱の代表作とされる作品を多数ご紹介します。また、新聞連載小説「山海評判記」や「江戸役者」の挿絵原画は、近年所在が明らかとなり、それぞれの所蔵先である泉鏡花記念館、東京国立近代美術館以外では初めての出品になります。
2 泉鏡花、鏑木清方、松岡映丘など雪岱に影響を与えた小説家、画家の作品を併せて紹介
雪岱は、生涯鏡花を敬愛し、鏡花を中心とした交友の輪に身を置いていました。本展では、鏡花に関する資料のほか、鏡花を慕った鏑木清方や里見弴らの作品をご紹介します。また、雪岱の日本画制作に大きな影響を与えた松岡映丘の作品や、映丘とその門下との合作である《十二ヶ月図連幅》や《草枕絵巻》を雪岱の個展で初めて展示します。さらに、雪岱が大きな影響を受けた鈴木春信、初代歌川国貞の浮世絵の優品も併せてご紹介します。
3 小村雪岱展最大規模の点数を紹介
本展では、さまざまな分野の仕事を並行して手掛けていた雪岱の創作活動について、編年体を基本にご紹介します。雪岱のおよそ25年間の活動について8章に分け、約700点の作品・資料を前期・後期に分けてご紹介します。
関連事業
講演会
【各回共通内容】
時間|15時00分~16時30分 ※開場は14時30分
場所|2階講堂
定員|80人(当日先着順)
参加費|無料
※当日13:30より2階講堂前にて整理券を配布します。
「挿絵画家としての小村雪岱」
講師|真田幸治(装幀家、小村雪岱研究家、大阪芸術大学特任教授)
日付|8月16日(日曜日)
「掌上の愉悦―雪岱の装幀―」
講師|平田雅樹(牙鳥文庫主人)
日付|8月30日(日曜日)
「旅の所産―鏡花、雪岱、千章館」
講師|穴倉玉日(泉鏡花記念館学芸員)
日付|9月5日(土曜日)
「歌舞伎を彩る舞台美術の魅力」
講師|岡崎哲也(松竹株式会社顧問、歌舞伎座舞台株式会社社長)
日付|9月20日(日曜日)
担当学芸員によるレクチャー
日時|8月22日(土曜日)、8月29日(土曜日)各15時00分~16時30分
※開場は14時30分
場所|2階講堂
定員|80人(当日先着順)
参加費|無料
※各回で内容が異なります。
担当学芸員によるギャラリートーク
日時|7月12日(日曜日)、7月26日(日曜日)、8月23日(日曜日)、9月6日(日曜日)
各15:00~60分程度
場所|2階企画展示室
参加費|企画展観覧料
※7月26日は手話通訳付き(協働:NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
※9月6日は音声字幕付き(協力:株式会社Magnolia Unitas)
上映会
雪岱が初めて本格的に美術考証を担当した映画作品「春琴抄 お琴と佐助」(1935年公開)他、1930年代の貴重な映像をお楽しみください。
日時|8月9日(日曜日)
場所|2階講堂
定員|50人(当日先着順、入替制)
参加費|無料
ミュージアム・カレッジ2026「小村雪岱の世界」
企画展にちなみ、埼玉大学教養学部と当館が共催する公開講座です。
お問合せ| 埼玉大学総務部広報渉外課ミュージアム・カレッジ担当
TEL|048-858-9213
【各回共通内容】
時間|15時00分~16時30分 ※開場は14時30分
場所|2階講堂
定員|80人(当日先着順)
参加費|無料
「隠された手―小村雪岱の美人画における身体表現をめぐって―」
講師|清水紀枝(埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)
日付|7月17日(金曜日)
「小村雪岱のデザイン」
講師|辻絵理子(埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授)
日付|7月19日(日曜日)
「『大衆』の時代を考える――小村雪岱の仕事を入口として――」
講師|杉浦晋(埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授)
日付|7月24日(金曜日)
「小村雪岱の旅行記」
講師|菊地真央(当館学芸員)
日付|8月2日(日曜日)
スライド・トーク
ご希望のグループにスライドを使って本展覧会の見どころをご案内します(予約制)。
お問い合わせ、ご予約は教育・広報担当(TEL: 048-824-0110)まで。
図録
展覧会図録『密やかな美 小村雪岱のすべて』(264×193mm、349頁、税込3,600円)を当館ミュージアム・ショップで販売します。