2024 公募展
『第2回 みつめて、かんじて、たべてみて!─作品のみかた・味わいかた』

 

「美術作品をみるとどんな気持ちになる?」「この作品ではどんなことが起きている?」
そんなことを聞かれた時に、皆さんにはどんなイメージが浮かんでくるでしょうか。

今回の公募展では課題作品を鑑賞し、感じたり考えたりしたことを「食(食べ物/料理)」になぞらえて表現するというものです。

皆さんの頭の中でわきあがった「食」のイメージを、自由な発想で表現してみましょう。

審査会、表彰式・試食イベントの様子

総合グランプリ(審査員特別賞)を受賞した櫻井さんの作品は、公募展の審査員を務めた二人組のアーティストL PACK.が実際に食べ物として創作しました!

受賞作品決定

2024 公募展『第2回 みつめて、かんじて、たべてみて!─作品のみかた・味わいかた』受賞作品が決定しました!

第2回目の公募展には、全部で217点の応募がありました。

審査の結果、10作品(12名)が受賞となりました。おめでとうございます!

なお、応募いただいた全ての作品を当館1階ギャラリーで、令和7年1月13日(月・祝)まで展示しています。

ぜひご来館ください。

展示期間:令和6年10月29日(火)~ 令和7年1月13日(月・祝)

展示場所:1階ギャラリーまわり(無料スペース)

 

★総合グランプリ(審査員特別賞)

櫻井 博仁さん(小学5年生) 

タイトル『時をきざむアイスクリーム』

鑑賞した課題作品:③ 宮島達男 《Number of Time Coin-Locker》1996年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

・3番は時間を表していると思いました。
・少しなんだろ~と人をひきつける作品に感じ怖さもあると気づきました。
・個人によって時間の流れがちがうように時間を意識した食にしようときめました。

 

 ★総合準グランプリ

松田 瑛太さん(高校3年生)

タイトル『いすみたいなキャベツ』

鑑賞した課題作品:④ フィリップ・スタルク 《ラ・マリー》製品化:1998年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

とうめいないすをみていたらやわらかくなったようにみえました。いすの背がキャベツにみえました。いすみたいなキャベツにすわって食べてみたいと思いました。

 

★小学校グランプリ

小笠原 陽翔さん(小学1年生)

タイトル『こうひいまめをたべる』

鑑賞した課題作品:② ジャン・アルプ 《バラを食べるもの》1963年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

こうひいのたねみたい。

 

★小学校準グランプリ

大槻 瑚子さん(小学1年生)

タイトル『カラフルアジケーキとヤサイのオハナ』

鑑賞した課題作品:③ 宮島達男 《Number of Time Coin-Locker》1996年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

③でいろんないろがあっていろんなくだものやおかしをつかいました。

 

★中学校グランプリ

大月 香波さん(中学2年生) 

タイトル『冷やしごまみそうどん(揚げナスのせ)』

鑑賞した課題作品:① 因藤壽 《こんばんは》1951年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

作品を縦に見て、すだちをしぼっているごまみそうどんにたとえて表現しました。また、作品の奥の木の枝がはしに見えたので、なるべく作品に忠実になるようにはしに葉をつけました。2匹の登場人物、オレンジ、青をそれぞれ麺とすだちに見立てました。この作品が「こんばんは」で2匹があいさつをしているので、自分自身も素揚げしたナスとして登場し、一緒にあいさつしている所を表現しました。

 

★中学校準グランプリ

原口 一吹さん(中学2年生)

タイトル『碧透』

鑑賞した課題作品:④ フィリップ・スタルク 《ラ・マリー》製品化:1998年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

とうめいでなめらかであまさを感じたのでこはくとうを想像した。
クリアな感じからソーダ味、シュワシュワと炭酸を感じられたらいいなと思い空気の玉をかいた。

 

★高校グランプリ

大沢 明さん(高校1年生) 

タイトル『導線パスタ』

鑑賞した課題作品:③ 宮島達男 《Number of Time Coin-Locker》1996年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

・絡まるコード?がパスタに見えた。
・光っているの電気?

 

★高校準グランプリ

小林 拓翔さん(高校2年生)

タイトル『ポップコーン機関車』

鑑賞した課題作品:① 因藤壽 《こんばんは》1951年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

想像力を働かせて、食べ物と好きな物を合体したように書きました。僕は機関車とポップコーンを合体させて、描いたらカラフルで夢の国みたいでかわいいと思いました。汽車のえんとつからポップコーンがはじけるところがおもしろいと思いました。

 

★特別支援学校グランプリ

鈴木 一真さん(高校3年生)

陸川 未来さん(高校3年生)

後藤 颯希さん(高校3年生) 

タイトル『ブルーベリーアイランド』

鑑賞した課題作品:② ジャン・アルプ 《バラを食べるもの》1963年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

見ためから見てむらさき色の食べ物だと気づきブルーベリーを描きました。3人とも同じことを考えていたことが面白かったです。3人の作品をあわせて工夫し、ブルーベリーケーキにして考えてみました。学校でもやきがしやパンをつくっているので、おいしくなるといいです。

 

★特別支援学校準グランプリ

宇原 伽一さん(高校3年生)

タイトル『キャンディー「タイムスリップ」』

鑑賞した課題作品:② ジャン・アルプ 《バラを食べるもの》1963年

〈課題作品から感じたこと、気づいたこと、考えたこと〉

丸い胴体からキャンディーと見えました。最初はきのこにしようかなと思っていましたが、丸くて甘そうなキャンディーに決定しました。キャンディーの中から何色もつながっている少しかためのソフトな食べ物が出てくるようにしました。 

作品の募集について

2024 公募展『第2回 みつめて、かんじて、たべてみて!─作品のみかた・味わいかた』

 

 

名称

公募展『第2回 みつめて、かんじて、たべてみて!─作品のみかた・味わいかた』

 

趣旨

「美術作品をみるとどんな気持ちになる?」「この作品ではどんなことが起きている?」

そんなことを聞かれた時に、皆さんにはどんなイメージが浮かんでくるでしょうか。

今回の公募展では、課題作品を鑑賞し、感じたり考えたりしたことを「食(食べ物/料理)」になぞらえて

表現するというものです。皆さんの頭の中でわきあがった「食」のイメージを、自由な発想で

表現してみましょう。

 

対象

県内の小学校、義務教育学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校(級)の児童・生徒

(個人または4名以下のグループ)

※制作に係る費用(画材等)は個人(またはグループ)の負担となります。

 

出品条件

(1)課題作品4点から1点を選び鑑賞すること。

【課題作品リスト】

①因藤壽《こんばんは》1951年

 

 

②ジャン・アルプ《バラを食べるもの》1963年

 

 

③宮島達男《Number  of  Time   in  Coin-Locker》1996年

 

 

④フィリップ・スタルク《ラ・マリー》製品化:1998年

 

(2)館内で作品を展示すること、撮影することに児童・生徒、またその保護者による同意が得られていること。

 

(3)企業商品名の使用は禁止する。

 

(4)画用紙の大きさは八つ切りサイズであること。

 

(5)描画材は問わない。

 

(6)平面表現であり、画用紙の厚みが1cmを超えないこと。

※自然物(どんぐりや落ち葉など)は貼り付けないでください。

 

総合グランプリ、総合準グランプリ  他

 

主催

埼玉県立近代美術館

 

応募方法

(1)応募用紙を記入する。

※応募用紙は切り取り、画用紙裏面右下に貼り付けてください。

応募用紙は館内で配布しているほか、こちらでもダウンロードできます。

 

【チラシ(表面)】公募展チラシPDFデータ(表面)はこちら

 

 

【チラシ裏面(応募用紙)】・公募展チラシPDFデータ(裏面・応募用用紙)はこちら

 

 

(2)美術館へ持参または郵送

作品受付期間:7月19日(金)~9月20日(金)必着

※作品は折り曲げないでください。

※応募作品は返却しませんのでご注意ください。

※応募用紙その他の情報は、目的以外には使用しません。

 

★公募展作品制作のヒント動画公開!

 

「参加したいけど、どんな表現にしてよいかわからない…」

「鑑賞ってどうやるの?」

そのような児童・生徒、先生方のために!

ヒント動画を作成しました。

参考にしてみてくださいね。

 

・ヒント動画① 個人で鑑賞してみたら… クレヨンで描いたよ。

 
 
・ヒント動画② 個人で鑑賞してみたら… 絵の具を使ったよ。 

 

・ヒント動画③ グループで鑑賞してみたら… コラージュに挑戦したよ。