「GTS観光アートプロジェクト」
夏期研修会 「藝大・台東・墨田 GTS観光アートプロジェクト」を歩く
東京都台東区・墨田区
リポーター : H.K.
近年、スカイツリー建設に伴い浅草界隈まで含めたエリアにて、3者地域連携プロジェクト(隅田川西側浅草を有する台東区、東側スカイツリーを有する墨田区、東京藝術大学の3者)によるパブリックアートが配置されています。
さて、晴天の14:00、駅を降りると去年の館林に匹敵する?いや、コンクリートだらけなので、それ以上の唸る暑さと人、人、人。業平橋駅時代からは想像できないほどの人の多さに、観光スポットになったのか〜と少し唖然としました。
最初は、駅西側道路を挟んだ児童公園の一角に設置された161本のポールのオブジェ《おぼろげ》。スカイツリーをバックに、ポールにより下層部分が見え隠れとなりスカイツリーがダイレクトになることを意図しているようです。個人的には、竹林をヒントにされているならば、日本的に木製(竹)がよかったかな〜と思いましたが、維持管理が大変でしょうか。
さすがにこのスポットは、人気があり我々以外にも観光客が訪れていました。見てもらって、触ってもらって、遊んでもらってのパブリックアート、そこにコミュニケーションが発生する。・・・・このオブジェはまさにパブリックアートのエリートですね。(まあ、マスコミの力もあると思いますが)
その後も炎天下の中、学芸員の方のベストな誘導により最善日陰ルートを歩きます。
□墨田区側
・墨田区役所付近の交差点歩道に設置されたトーチの様なオブジェ《ゆらぎツリー》。
・ふれあい広場には、木製のかごの様なオブジェ《スカルプチャーツリー》干支の木彫が所狭しと据え付けてあります。
□台東区側
・休憩ベンチと筒型望遠鏡が隣接する《LOOK》。ただ筒という発想はおもしろいとは思うのですが、ほとんどボケて見えないし目の前が隅田川で開けているため、普通にツリーが拝めてしまう?・・・・・
そして最後に、
・旧小学校跡地の公園に石の塊を設置した《石の舟》。
今回見た作品は、発想がすばらしい作品もありましたが、この場所にこの作品!という理由がイマイチのものもありました。ただ、地域環境をより良いものへ!というこうしたプロジェクトは、地域の津々浦々にも広がってほしい活動です。
炎天下の中、歩き疲れた私たちは、当然のごとく、浅草の名店「神谷バー」にて残暑払い?を決行と相成りました。これが、本来の目的かと思うほどの宴会でした。

