クラウドファンディングを活用し購入! 新規デザイン・チェア体験イベントを開催
県立近代美術館は、開館当初からデザイン・チェアの収集を行っており、「椅子の美術館」と呼ばれています。
この度、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施し、
デザイン大国として知られるフィンランドのデザイナー、エーロ・アールニオが手掛けた名作椅子《ボールチェア》を新たに購入することができました。
《ボールチェア》は、4月7日(火)から当館で展示公開するとともに、下記のとおり実際に座ることのできるイベントを開催します。
1 イベント概要
| 日時 | 令和8年4月19日(日)13時30分~16時30分 令和8年4月26日(日)13時30分~16時30分 |
| 場所 | 埼玉県立近代美術館 1階エントランス |
| 参加費 | 無料 |
| 参加方法 | 当日先着順(事前申込不要) |
2 購入したデザイン・チェア
エーロ・アールニオ《ボールチェア》デザイン:1963年、製品化:1966年
エーロ・アールニオ(1932- )は、家具デザインの分野で国際的に活躍する、フィンランドを代表するデザイナー。1960年代以降、繊維強化プラスチックなど新しい素材の探求に力を入れながら、曲線を主調とする斬新かつ遊び心のあるデザインを試みました。
1963年にデザインされた《ボールチェア》は彼の代表作で、球体が宙に浮かぶような構造とポップな色彩を特徴としています。
ユートピア的な近未来を予感させるこの椅子は、アメリカとソ連が宇宙開発を進めた1960年代において、宇宙旅行やSFに魅了された大衆の志向にも合致するものでした。
1966年のケルン国際家具見本市で発表され、世界的な評価を獲得。現在では、ヴィクトリア&アルヴァート博物館(イギリス)、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム(ドイツ)などに所蔵されています。
今回購入した《ボールチェア》は、1996年から2016年までデザイナーから認可を受けて製造を行ったアデルタ社製のものです。シェルが白、座面が黒のタイプで、アールニオ自身が最も好んだ配色といわれています。