モネ、ルノワール、ピカソ、森田恒友、古賀春江など、西洋と日本の近代洋画の名品を一堂にご覧いただきます。
常設展示室 1F 2006 MOMASコレクション 第2期
2006.7.21 [金] - 10.15 [日]
西洋と日本の近代絵画-個性のきらめき
風景・窓・絵画-アーティストの視点から:母袋俊也の試み
現在活躍中の美術家の協力を得て、コレクションを活用した新しい展示手法を試みます。今回は、絵画作品と並行して、「絵画のための見晴らし小屋」というユニークな視覚体験装置を制作している画家・母袋俊也の視点から発想された展示が構成されます。地平線によって上下に二分される水平性の絵画と、地平線を持たない全面性の絵画が選ばれ、それらに窓が設営されます。「風景」を切り取る「窓」から「絵画」が、さらに「絵画」を切り取る「窓」から新たなる「絵画」が発生する・・・。
別所沼をめぐる画家たち-鬼才たちの青春譜
別所沼周辺で活動した林倭衛、須田剋太、四方田草炎ら異色の画家たちの作品を紹介します。
上村次敏の世界-花迷宮から逆立ち聖堂へ
サイケデリックな花の表現や、名画や聖堂を不思議な視点でとらえたユニークな世界を紹介します。
会期
2006.7.21 [金] - 10.15 [日]
観覧料
一般200円(120円)、大高生100円(60円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)はいずれも無料です。展覧会入場時に確認いたしますので
・65歳以上の方は、年齢を確認できるもの(運転免許証、健康保険証等)をご持参ください。
・障害者手帳をお持ちの方は、手帳をご持参ください。
※企画展観覧券をお持ちの方は、あわせてMOMASコレクションもご覧になれます。
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古賀春江《コンポジション》1930年頃
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ピエール・オーギュスト・ルノワール《三人の浴女》1917-19年
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母袋俊也《絵画のための見晴らし小屋》1999年(参考写真)
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クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》1888-89年
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林 倭衛《別所沼風景》1941-44年
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須田剋太《老人像》1941年
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上村次敏《サンマルコ広場》1985年
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上村次敏《作品B》1959年
埼玉県立近代美術館では、2008年度より「常設展」という呼称を「MOMASコレクション」に改めました。当館の常設展では2002年度以降、外部からの借用作品や現存作家のご協力によって、所蔵作品を核としつつも従来の常設展のイメージに捉われない、企画性の高いプログラムを実施してきました。名称変更はこうした意欲的な姿勢を示そうとするものであり、これまで以上に充実した展示の実現を目指しています。
※MOMAS(モマス)は埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama)の略称です。