描くばかりでなく、美術論にも健筆をふるったモーリス・ドニ。画家のまなざしを通してフランス近代の名作を紹介します。
常設展示室 1F 2014 MOMASコレクション 第2期
2014.6.14 [土] - 8.31 [日]
画家のまなざし—モーリス・ドニと見るフランス近代絵画
読むように見ること—荒川修作の絵画
世界の現代美術にインパクトを与え続けた荒川修作。昨年度新たに寄託された作品を中心に、その絵画世界を紹介します。
リサーチ・プログラム:小村雪岱をめぐって
近年、再評価の機運の高まる小村雪岱の領域横断的な活躍ぶりを紹介します。新たに寄贈された貴重な資料も公開します。
会期
2014年6月14日(土)〜8月31日(日)
※1階ギャラリーの展示は、6月21日(土)からとなります。
休館日
月曜日(7月21日は開館)、6月24日(火)
開館時間
10:00〜17:30(入場は17:00まで)
観覧料
一般200円(120円)、大高生100円(60円)
※( )内は団体20名以上の料金。
※当日のみ再入場ができます。
※中学生以下と障害者手帳を御提示の方(付き添い1名を含む)は無料です。
※企画展「戦後日本住宅伝説−挑発する家・内省する家」の観覧券をお持ちの方は、あわせてMOMASコレクションもご覧になれます。
出展作品
関連イベント
サンデー・トーク
内容:学芸員が展示作品から1点を選び、その作品について解説します。/場所:1階常設展示室内/費用:MOMASコレクション観覧料が必要です。
- ・日時:6月22日(日)15:00〜15:30/作品:モーリス・ドニ《トレストリニェルの岩場》1920年/担当学芸員:渋谷拓
- ・日時:7月20日(日)15:00〜15:30/作品:荒川修作《無題性》1963年/担当学芸員:大浦周
- ・日時:8月17日(日)15:00〜15:30/作品:小村雪岱《武者絵貼り交ぜ屏風》1926年頃/担当学芸員:大越久子
美術館サポーターによる作品ガイド
内容:MOMASコレクション開催期間中(6月14日(土)、15日(日)を除く)、毎日14:00から30分程度、美術館サポーター(ガイド・ボランティア)が展示作品について解説します。/場所:1階常設展示室内/費用:MOMASコレクション観覧料が必要です。
上映会「死なない子供、荒川修作」
内容:荒川修作が手掛けた建築・三鷹天命反転住宅を舞台に、その活動を振り返るドキュメンタリー映画(2010年・山岡信貴監督・上映時間約80分)。山岡信貴監督をお招きし、上映後にトークを開催します。/日時:7月6日(日)14:00〜(13:30開場)/場所:2階講堂/定員:100名(当日先着順)/費用:無料
上映会「白鷺」—小村雪岱の美術考証を観る
内容:泉鏡花の原作に、小村雪岱が風俗、セット、ロケーションなどの美術考証を手掛けた悲恋物語(1941年・島津保次郎監督・上映時間約99分)。/日時:8月3日(日)11:00〜、14:00〜(2回上映、開場は各30分前)/場所:2階講堂/定員:各100名(当日先着順)/費用:無料
展示風景スライドショー(YouTube)
サンデー・トーク「荒川修作の絵画」(YouTube)
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モーリス・ドニ《シャグマユリの聖母子》1925年
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荒川修作《限界 No.1》1962年 Madeline Gins/
Courtesy of ABRF, Inc.,Gallery ART UNLIMITED -
小村雪岱《武者絵貼り交ぜ屏風》1926年頃
埼玉県立近代美術館では、2008年度より「常設展」という呼称を「MOMASコレクション」に改めました。当館の常設展では2002年度以降、外部からの借用作品や現存作家のご協力によって、所蔵作品を核としつつも従来の常設展のイメージに捉われない、企画性の高いプログラムを実施してきました。名称変更はこうした意欲的な姿勢を示そうとするものであり、これまで以上に充実した展示の実現を目指しています。
※MOMAS(モマス)は埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama)の略称です。