企画展「アブソリュート・チェアーズ」関連イベント
埼玉県立近代美術館の避難プロトコルをプレイする。

 企画展「アブソリュート・チェアーズ」出展作家・檜皮一彦による「埼玉県立近代美術館の避難プロトコルをプレイする。」の参加者を募集します。

実施概要

現在当館で開催中の企画展「アブソリュート・チェアーズ」に出品している作家の檜皮一彦さんと「避難訓練」を実施します。車椅子ユーザーである檜皮さんはこれまで、参加者と共に協力しながら車椅子を目的地まで運搬する「walkingpractice」というプロジェクトを全国各地で行ってきました。本イベントでは、車椅子ユーザーと居合わせる状況のなか美術館で火災に遭ったら、どんな経路で、どのように助け合いながら避難できるか、互いに意見を交換し合いながら実践的に検証し、より良いアイディアを模索していきます。参加者の皆さまとともに、美術館の避難プロトコル(手順)のアップデートを目指していきたいと思います。

実施日時

2024年4月21日(日)13:00 〜 16:30 *終了時間は前後する可能性があります。

募集人数

12名 *参加費無料 *定員に達し次第締め切らせていただきます。

プログラム内容

・参加者同士で話し合いながら、避難訓練のシナリオを作ります。 

・シナリオに沿って「避難訓練」を行い、チームに分かれて館内から安全な場所へと避難を目指します。

・避難後は、美術館敷地内の公園(雨天の場合は館内)に集まり、避難訓練の感想や避難アイディアの意見交換を行います。

その他留意点

・参加者は車椅子を持って段差を上り降りします。歩きやすい靴と動きやすい服装でご参加ください。 

・当日撮影した映像は今後、作家によって使用・公開される可能性がありますので、予めご了承ください。

・参加者はボランティア保険に加入します。保険の費用は当館で負担します。

檜皮一彦さんについて

 大阪府に生まれる。2018年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)大学院芸術研究科修了。現在も大阪府を拠点に制作を行う。身体性を起点としながら、現代社会に対する疑問や問題、あるいは共に生きる喜びやヒューマニティーをテーマに映像作品やパフォーマンス、自身も使用する車椅子を素材としたインスタレーション作品「HIWADROME」などを発表する。また、車椅子の運搬を通じて全国各地の都市におけるモビリティやアクセシビリティを参加者と共に思考するプロジェクト「walkingpractice」や、衣服を用いて身体と社会の関係性を考察する「HIWADROModE by Kazuhiko Hiwa」なども展開し、活動は多岐にわたる。近年の活動に「bleed 2022」(アーツ・ハウス、メルボルン、2022年)、「MEET YOUR ART FESTIVAL 2023」(寺田倉庫G1ビル、東京、2023年)などがある。

申込方法

下記URL(埼玉県電子申請・届出サービス)からお申し込みください。(先着順)

https://apply.e-tumo.jp/pref-saitama-u/offer/offerList_detail?tempSeq=70630

*申込期間:2024年4月1日(月)午前10時~

*募集は4月11日(水)で締め切らせていただきます。参加ご希望の方はお早めに応募ください。

問い合わせ先

 TEL :048-824-0110(学芸直通) 担当:松江