みる+つくるMOMASコレクション「やすって!磨いて!彫刻を知ろう!」

 今回は、埼玉大学の学生が考えたプログラムです!最初に、ジャコモ・マンズー《枢機卿》を鑑賞しました。よく見ると、枢機卿の服の裾と台がつながっていることや、石を削った跡があることを発見!作品が、ひとつの大きな石からできていることに気付きました。でも、ひとつの石なのに、ツルツルのところもあればザラザラしているところもあります。どうやって削ったのでしょう?そこで今日は、同じような材質の石をやすりで磨く体験をしました。粗さの違うやすりで順番に磨いていくと、ゴツゴツしていた石の角が丸くなり、触り心地もよくなっていきました。最後には、「いい形になってきた!」「もっと削りたい!」「おうちに飾りたい!」と声があがる程、愛着のわく石になりました。美術館にある彫刻作品の作者も、同じような気持ちで作っていたのかもしれませんね。

彫刻を鑑賞しているところ

◆「ドリルで削ったのかな?」「固いからハンマーを使っていると思う!」

 石を割っているところ
◆スタッフによる石を割るデモンストレーション!

 「割った跡があるよ!」「枢機卿にもあったね!」

 一生懸命磨いているところ
◆「ピカピカにするぞ!」「削れると気持ちいい!」

 みんなで競争しているところ

◆誰が、石の角をいちばん丸くできるかな?

 触り心地を楽しんでいるところ

◆「ツルツルすべすべになってきたよ!」

 鑑賞会をしているところ

◆みんなの作品を並べて鑑賞会♪
 「大きい石を磨くのは大変だったろうなぁ。」

<参加者の声>

・ザラザラの石からツルツルの石になって楽しかった。(小3)

・石をいろいろな形にできることがわかった。またやってみたい。(小4)