原始時代から今日に至るまで、美術における人間像は様々な形で表現されてきました。古くは呪術的な意味を込めて、またある時代には純粋に人間像にせまり、また今日では、人間像を様々な角度から解釈し、多様な表現が芸術家たちによって追求されています。
この展覧会では、美術にとって最も重要な主題のひとつである「人間」という共通のテーマが、近代から現代へという美術の展開の中で、いかに多様な「像」として表現されてきたのかを、当館の収蔵作品によって紹介しようとするものです。
展示構成にあたっては、当館に多くの作品が収蔵されている、本県ゆかりの画家である寺内萬治郎と田中保を中心に、近代から現代までの国内外の様々な作家たちの作品を紹介します。出品される作品も、日本画や油彩画から、ドローイング、版画、写真、彫刻、インスタレーションまで 幅広いジャンルに及びます。
この展覧会では、このように時代やジャンルの異なる様々な作品を紹介することによって、現代に生きる私たちにとって表現された「人間」とは何かを探ります。
会期
2001.4.3 [火] - 5.6 [日]
観覧料
一般520円(420円)、大高生420円(310円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)はいずれも無料です。展覧会入場時に確認いたしますので
・65歳以上の方は、年齢を確認できるもの(運転免許証、健康保険証等)をご持参ください。
・障害者手帳をお持ちの方は、手帳をご持参ください。
主催
埼玉県立近代美術館